デジタルファッションを通じて次世代のファッションインフラの構築を目指すharmony(ハーモニー、東京、原島篤史代表取締役CEO=最高経営責任者)は、デジタルファッションのSNSアプリ「flah」(フラー)を開発した。フラーは、デジタルファッションを身にまとうことができるアプリ。デジタル(バーチャル)のアパレルを選んで着用し、友達とリアルで会ったときに、カメラをかざしてもらうと、デジタルファッションを身にまとった自分の姿が友達に見える仕組み。
アプリ内のアイテムストアにデジタルファッションブランド「デラシネ」が出店した。デラシネは伊藤良寛、塚越智恵の両氏が主宰するブランド。今後も様々なデジタルファッションブランドの出店を進め、どこでも好きな服が着られる世界を提供する。
デラシネは「フラーの魅力はリアルと融合される点。フラーは実際に一緒にいる友達にしか見えないからこそ、大胆に自分の気持ちを表現したり相手とつながる楽しさがある」と話す。
ハーモニーは「ファッションにデジタルの力を加えることによって、人間はこれまでよりも衣服と創造的な関係を取り結べるようになるだけでなく、音楽やアートといった衣服以外の表現もその体に〝着る〟ようになる」と、デジタルファッションの可能性に期待する。