90年代後半から00年代にかけて、本紙にストリートスナップの記事をたびたび掲載していました。30年近く前の、都会の一瞬を切り取っただけの記事ではありますが、その背景を店や企業に取材し、ときには売り上げなどの数字も入れていて、当時の商売の動きも少しわかります。“平成リバイバル”など様々なレトロが注目を集めている昨今、改めて読み返すことで、ビジネスに通じるヒントが見えてくるかもしれません。ベテラン記者が振り返ります。
※本文は読みやすく直しています。社名やブランド名などは原文のまま掲載します。
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寒空よそに元気なパーティーガール ノースリ、首巻き、キラキラ、網タイツ
2000年12月20日

代官山や原宿キャットストリートでショップオープンのレセプションが相次ぎ、青山や六本木のクラブでは人気ショップのショーやクリスマスパーティーがにぎやかに開かれている。おしゃれしてきたパーティーファッションは、今年のトレンドそのまま。ノースリ(ノースリーブ)・首巻き・キラキラ・網タイツがお決まりのスタイルだ。
そんなパーティーファッションを飾るのがスパンコール、ラメ、ファー。ゴージャスに、でもがんばり過ぎに見えないように上手に取り入れている。出費もがんばらなくてもいいようだ。おしゃれ小物の中で特に目立つラメのゴムベルトは、2900円から高いもので4800円程度。ストリートでも日に日に広がっていて、実はチープなのに一点豪華の人気アイテムになっている。華やかさアップのすぐれものだ。
首回りはフォックスなどのファーマフラーで決まり。赤、ブルーといった派手めの色が目を引く。総スパンコールのベアトップやスカート、ゴールドのバッグやミュールなど、思い切りのキラキラファッションも今年はすごく可愛く見える。
《記者メモ》
中小も含めてファッションブランドに元気があったことがうかがえます。レセプションのハシゴもしていました。
(赤間りか)
