靴・革小物ブランドの「エンダースキーマ」は今秋、プロダクトの循環をめざすプラットフォーム「サーキュレーション」を立ち上げた。EC内に「サーキュレーションオンライン」を開設、今冬には直営店のスキマ恵比寿の近隣に実店舗「サーキュレーション」のオープンを予定している。
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修理して長く履き続けられる革靴の特性を最大限に生かし、エンダースキーマの製品をさらに愛着をもって履いてもらう四つのプログラムで構成した。オンラインでは「リペア」と「カスタム」の仕組みを整えて受注販売をスタート。リペアは、オールソール、リフト、トウ、ハーフラバーの張り替えや修理に対応するほか、シューケアや鏡面磨きなども受けている。今後、小物やバッグも対象に加え、実店舗では実物のコンディションに応じたリペアプランも提案していく方向だ。
カスタムは、アーカイブコレクションを含む既存の靴のデザインや機能に、新しい解釈を加えたスタイルを提案する。ボリューミーな形状のソールに付け替えたり、ビンテージのバンダナを裂いてローファーをモカ縫いしたりと、ユニークなシューズを販売している。
実店舗では、リペアとカスタムのほかに、自分だけの製品を作る体験型の「ワークショップ」と、ユーザーが使わなくなったアイテムを次の人につなぐ二次流通の「リセール」を始める予定だ。