イッセイミヤケの「オム・プリッセ・イッセイミヤケ」は11月から、江戸時代に流行した「春画」に着目したシリーズを販売する。オム・プリッセはプリーツ加工を軸にした男性の日常着。これまでも日本の伝統的な色や柄を取り入れてきた。今回は日本の絵である春画を、当時を思わせる柄として大胆に使っている。
柄は喜多川歌麿、葛飾北斎の作品がベース。春画は服の形に切り取られ、絵の中の人物の着物の柄だけ取り出して重ねてプリントしたり、裏表のプリントによる移染の色があったりと、元の絵にさらに面白みが加わっている。北斎の「タコと海女」のタコなど、見ているとユーモアを感じる絵もいい。
アイテムは羽織り風コートやジップアップジャケット、春画にストライプをオーバーラップした柄のシャツ、サルエルパンツ、ビッグストールなど。鳥居清長の絵のポップカラーの手ぬぐいもある。
価格はリバーシブルのコート10万円=写真、ブルゾン6万円、シャツ2万4000円など。