恋するライフスタイル@冬パリ? (宇佐美浩子)

2019/12/18 06:00 更新


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「カフェ」という響きが似合う街は、何といってもパリだと思う。

とりわけクリスマスイルミネーションが美しい冬のパリなら、カフェオレやヴァンショー(vin chaud = hot wine)で暖をとるひと時に、ロマンスというスパイスが加われば、温もり度上昇確実!

そこで「パリを舞台に、モード感あり、恋の駆け引きあり」という、ザ・フレンチシネマの王道的2本と共に、クリスマスシーズンの「CINEMATIC JOURNEY」は、「恋するライフスタイル@冬パリ?」がテーマ。

まずはテーマそのものとも称したい『パリの恋人たち』から!

≫≫宇佐美浩子の過去のレポートはこちらから

当コラムでしばしばお伝えしている通り、「エンドロールもシネマの旨み」と確信する筆者は、今作もまた最後まで味わい尽くした感満載!そこにはもちろんキャスティングの並びも、今どきのパリらしい顔ぶれが揃うから。

昨今メキメキと、その魅力が開花するパリジェンヌといえば、リリー=ローズ・デップ(上記画像)。

デビュー当初はヴァネッサ・パラディとジョニー・デップの愛娘として注目を集めた彼女も20歳になり、着実にシネマの世界でキャリアを重ね、また一方ではシャネルのアンバサダーを務めるなど、その活躍ぶりに目が離せない。

一方、ファッションモデルとしてキャリアをスタートし、著名なブランドの広告やファッション誌のカバーを飾るほか、イヴ・サンローランやジャンポール・ゴルチエのミューズ、さらにフランス全土の市庁舎に設置されるマリアンヌ像のモデルなどなど、数限りない華やかな経験のアップデートと共に、シネマの世界では女優のみならず監督としても作品を発表!

そのマルチな才能に圧倒されるレティシア・カスタ(下記画像)。

そんな異なる世代の2人のヒロインを迎え、監督兼主演を務めたのはパリジャン、ルイ・ガレル。

私生活でもレティシアのパートナーである彼もまた、著名な映画監督フィリップ・ガレルと女優の母という、DNA的にも映画人と言える一人。

そんな3人の恋のゲームは、彼らのまとうファッション同様、さり気ない洒落っ気と茶目っ気が、パリジャンっぽく目に映る。

参考までに、クレジットされているブランド名の中には、シャネル、サンローラン、クリスチャン・ディオール、ランバン、そしてリーバイスなどとつづく。

さすが出演者の顔ぶれと比例していると言えそう!

『パリの恋人たち』

Bunkamuraル・シネマ他全国順次公開中

©2018 Why Not Production

ここで少しばかり2019年を振り返りつつ、「恋するライフスタイル@ニッポン?」な寄り道を!


今春、当コラムにて岩井俊二監督の名作『Love Letter』の舞台となった街、小樽を「CINEMATIC JOURNEY」的に紹介したことがある。(『Love Letter』的UNWINDな小樽へ

その際、登場した歴史的建造物の再生による「UNWIND HOTEL&BAR小樽」。当館をはじめ、個性豊かなホテルを運営する昨今注目の新鋭「グローバルエージェンツ」。そのいくつかでは、ご当地ならではの味わい深いコーヒーが楽しめると知った。

「旅先の出会いの一つとして、現地のロースタリーから仕入れるだけでなく、ゲストルームのドリップバックにもオリジナルブレンドというスペシャルコラボを!」

という心憎いこだわりが秘められているから。

「THE LIVELY東京麻布十番」では波佐見焼のカップ&ソーサーとDe’Longhiの電気ケトルのセットで

ちなみにホテルを筆頭にカフェやランドリー、また「ソーシャルアパートメント」というネーミングの交流型マンションなど様々なライフスタイル事業も手掛ける中、当「CINEMATIC JOURNEY」として最も注目したいのは、住民たちが好みのシネマを自由に鑑賞できる映画館付きマンション

そこで早速、最近の上映人気作品について尋ねたところ、やはりあの大ヒット作『ボヘミアン・ラプソディー』や『グレイテスト・ショーマン』などの話題作が多いとか。

とはいえ過去のヒット作『ゴーストバスターズ』なんていうケースもあるとのこと。さて、今年のクリスマスはどんなセレクションになるのだろう?

それではこの辺りで再び「恋するライフスタイル@冬パリ? 」へ…

『冬時間のパリ』というタイトル通り、舞台は当然パリ。

しかも出版業界の現状をスパイスに、名匠オリヴィエ・アサイヤスが「ザ・フレンチ」なオトナのロマンスをシニカル&ユーモアを込めて描いているのが秀逸。

そしてまた本作も、キャスティングが一層の味わい深さをアップしてくれる。

☑ジュリエット・ビノッシュとギョーム・カネが演じる、各々のライフスタイルを尊重する夫妻像。

☑彼らに絡みあうロマンス・ネタも、軽妙さが心地よい。

☑ファッションも、エルメス、シャネル、ジャガー・ルクルト、ヴァネッサブリューノなどなどBON CHIC!


ロケ地もまた本作のテイスティングに一役買っている。たとえば…

☑上記2人(女優と作家)が密会する11区の「Café Charbon」

☑下記2人(編集者と作家)がランチミーティングをする6区の「Le Petit Saint Benoit」

☑上下に登場する作家がゲスト出演するラジオ局は、かつて制作していた番組と縁ある「Radio France」

…... and more & more

といった具合に、「CINEMATIC JOURNEY」的醍醐味を堪能できること間違い無し!

『冬時間のパリ』

12月20日(金) よりBunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー

©CG CINEMA / ARTE FRANCE CINEMA / VORTEX SUTRA / PLAYTIME

「恋するライフスタイル@冬パリ? 」をテーマに巡ったクリスマス目前の「CINEMATIC JOURNEY」。締めくくりは、そんな季節を彩るさまざまな「クリスマスツリー@冬トーキョー」の中から、世界に一つだけの「Kumiko-wings Christmas Tree」@アンダーズ 東京を下記にシェアいたしたく。

建築家、飯田都之麿と、伊勢神宮の式年遷宮(第61回と62回)御神宝の製作を手掛けるなど国内外で活躍する村山木工による「京組子」の技のコラボが心トキメク!

#アンダーズ東京

宇佐美浩子の過去のレポートはこちらから

うさみ・ひろこ 東京人。音楽、アート、ファッション好きな少女がやがてFMラジオ(J-wave等)番組制作で長年の経験を積む。同時に有名メゾンのイベント、雑誌、書籍、キャセイパシフィック航空web「香港スタイル」での連載等を経て、「Tokyo Perspective」(英中語)他でライフスタイル系編集執筆を中心に活動中

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