インターファクトリー 「アラタナゲートウェイ」と連携

2018/08/22 06:26 更新


 インターファクトリー(東京)が提供するクラウド型ECサイト構築サービス「エビスマート」は、スタートトゥデイ子会社でEC支援事業のアラタナ(宮崎市)のフルフィルメントサービス「アラタナゲートウェイ」とのシステム連携を開始した。「アパレルECは売り上げの最大化と業務の効率化が必要で、従来以上に効率的な在庫運用が求められている」としてEC支援を強める。また、ゾゾタウンに出店しているブランドの自社ECサイト構築にもつなげる考えだ。

 連携によって、エビスマートで構築した自社ECと「ゾゾタウン」の在庫一元化や、ゾゾタウンの売り上げデータの自社ECへの活用が実現する。

 自社ECとゾゾタウンの在庫をスタートトゥデイの物流センター「ゾゾベース」に一括入庫すれば、すべて同センターから配送できる。在庫を一元化することで、ユーザーの「ゾゾタウンでは購入できるが、自社ECでは購入できない」といった状況は発生しなくなり、機会損失と在庫ロスの削減に役立つ。

 また、商品や在庫の情報、出荷データの一元管理のほか、撮影、採寸やマーケティングといった全体の運用業務も支援するため、EC担当者の業務負担軽減にもつながるという。

 マーケティングでは、アラタナのコンサルタントが自社ECの売り上げ分析レポートを作成。商品閲覧傾向や購入者データを元に、需要予測などをサポートする。「アパレルは専門のマーケターを置いていないケースが多く、需要は高い」とする。

 年内に数十社に導入される予定だ。第1号ショップとして、このほどメイウッド(東京)のレディスアパレル「バナーバレット」が自社ECサイトをリニューアルオープン。「在庫運用や商品データ作成のスピードといった課題を改善できる。今後自社ECはゾゾタウンと差別化し、ブランドの特徴を出しながら客単価アップを目指し、EC全体の売り上げ規模を拡大させる」としている。



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