量販店のイズミ(広島市)は一定の市場占有率を保持する広島県、熊本県、福岡県、山口県を重点エリアと位置付け、新規出店、既存店の活性化、M&A(企業の合併・買収)によるドミナント戦略を加速する。兵庫県や長崎県についてもM&Aをメイン戦略としつつ、出店も併せて市場占有率を高める。西友の九州事業を承継したことにより、「2030年長期ビジョンの営業収益1兆円、300店体制に近づく」(山西大輔取締役経営企画本部長)と期待する。
(小田茂)
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ランサム被害が影響
前期(24年2月期)の決算発表は年度末近くの2月15日に発生したランサムウェア被害により大幅に遅れたが、新型コロナの5類移行に伴う人流回復により、SC「ゆめタウン」の業績が好転して2.4%の増収となった。
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