化合繊織物は日本の強みの一つだ。ファッション用途を意識した原糸からの開発や、染色加工技術で、欧州にはない高いクオリティーを実現している。
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三菱ケミカルは、撚糸でスラブ加工した天然繊維ライクなトリアセテート織物を提案した。あえて光沢を抑え、品のあるカジュアル感を演出した。さらっとしたタッチも印象的だ。チクマは、アセテートにリンクルフィニッシュ加工した織物が好評だった。色むらがビンテージ感を演出しつつ、かすかな光沢が上品な雰囲気だ。