日仏友好160周年を記念する「ジャポニスム2018」の公式プログラムで、ブローニュの森で開催された「祭り」に参加した奈良県と関西経済連合会が、レ・サロン・オッシュで「奈良-関西の夕べ」を開催した。
南都楽所による1000年以上の歴史を誇る伝統芸能舞楽の勇壮な走舞に続き、フランス進出を狙う奈良県の15の企業がそれぞれのライフスタイル商品のプレゼンテーションを行った。靴下ブランド「ガッツマン」の巽繊維工業所は、ランナー向け5本指ソックス「ガッツマン・スポーツ」を見せた。この商品はパリのセレクトショップ、メゾン和で2年前から販売されており、実際にはヨガ用に売れているという。
「靴下ソムリエ」でもある同社の巽美奈子さんは、マーケティングを兼ねた今回のプレゼンテーションで、「パリはランニング人口が予想以上に多く驚いた。もっとガッツマンソックスをランナーに発信していきたい」と話した。
(パリ=松井孝予通信員)