JFW-JC2024、PTJ24年秋冬 〝自社ならでは〟で新たな価値

2023/11/01 07:58 更新有料会員限定


 JFWジャパン・クリエーション2024(JFW-JC2024)、プレミアム・テキスタイル・ジャパン(PTJ)24年秋冬では、独自性の強い差別化素材の打ち出しが活発だ。ビンテージ感やサステイナブル(持続可能性)、機能性といった時流を捉えた提案に加え、意匠の面白さなどで衣服に新たな価値を吹き込もうとしている。

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バードファブスタジオ

生成AI使いプラットフォームでマッチング

 生地のマッチングプラットフォーム(PF)「KIZIARAI」(キジアライ)を提案する。現在、生地メーカー約60社、バイヤー約1500アカウントが登録している。近日中に「チャットGPT」を活用した、生地メーカーとバイヤー、エージェントなどを交えてオンライン上で商談できるシステムをローンチする予定。

テクスチャーデータの販売も行い、生地メーカーのデジタル収益に貢献する(バードファブスタジオ)

サンコロナ小田

ナチュラルな表情のオーガンザ

 得意のオーガンザで、凹凸感のあるナチュラルな素材を充実した。経糸に10デニールや20デニールのナイロン、緯糸にナチュラル感を強調したポリエステルの仮撚り加工糸や綿などを組み合わせた。カラーストックに新たに加えたシャンブレーは、経ナイロンと緯ポリエステルを染め分け、ビンテージ加工でしわを付与した。

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