ファッションジュエリーの秋~クリスマス戦略 自家需要の獲得が重点

2024/09/24 15:00 更新有料会員限定


スタイリング提案を強化する「スタージュエリー」

 ファッションジュエリー7ブランドの秋からクリスマスまでの戦略が出揃った。12月単月での売り上げ予測は、既存店の前年比でプラス5%前後とするブランドが多い。6ブランドがこの間の値上げを背景に客単価が上昇と想定。客数は多くが前年割れ~微増と見込む。この間のギフト市場の変化をシビアに受け止め、いかに秋の立ち上がりから11月までに自家需要を獲得できるかが戦略の重点になっている。

(中村維)

【関連記事】ファッションジュエリーブランド 素材価格の高騰受けMD改変

 昨年のクリスマスは、ギフトの低価格化と、家電やコスメなどへ消費が分かれる多様化が想定以上に進み、売り上げの伸び悩みが多かった。今年は12月24、25日が火、水曜と日並びも悪い。このため、市場予測は「ギフトは直近の盛り上がりが薄く、アフタークリスマスまで淡々と続く」(アガット)、「昨年の状況をかんがみると本年もギフトニーズの多様化が進むと思われる」(ヴァンドーム青山)との声が多数。物価高の中、価格改定も重なったことで、消費意欲の減退を懸念する指摘もある。

追加購入の限定品も

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定ピックアップニュース



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事