ファッションジュエリー7ブランドの秋からクリスマスまでの戦略が出揃った。12月単月での売り上げ予測は、既存店の前年比でプラス5%前後とするブランドが多い。6ブランドがこの間の値上げを背景に客単価が上昇と想定。客数は多くが前年割れ~微増と見込む。この間のギフト市場の変化をシビアに受け止め、いかに秋の立ち上がりから11月までに自家需要を獲得できるかが戦略の重点になっている。
(中村維)
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昨年のクリスマスは、ギフトの低価格化と、家電やコスメなどへ消費が分かれる多様化が想定以上に進み、売り上げの伸び悩みが多かった。今年は12月24、25日が火、水曜と日並びも悪い。このため、市場予測は「ギフトは直近の盛り上がりが薄く、アフタークリスマスまで淡々と続く」(アガット)、「昨年の状況をかんがみると本年もギフトニーズの多様化が進むと思われる」(ヴァンドーム青山)との声が多数。物価高の中、価格改定も重なったことで、消費意欲の減退を懸念する指摘もある。
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