ジーンズカジュアルメーカーのジョンブル(岡山県倉敷市)が元気だ。強みのデニムやミリタリーを軸に続々と立ち上げたブランドは、互いに市場を食い合わないように緻密(ちみつ)に計画し打ち出す。事業承継を目的に国内ファンドに全株式を売却した後の19年8月に塚田裕介氏が社長に就任、ジョンブル本来の物作りのDNAを再度研ぎ澄まし、多彩な切り口へと進化させた。
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詳細なマトリクス
就任後すぐに過去の商品を調べ上げた。「10年ごろからマーケットインが増えて〝らしさ〟が目立たなくなった」。得意商品の作り込みも物足りなく映った。納得しない社員ととことん議論した。
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