JR横浜湘南シティクリエイト代表取締役社長 田村修さん 「私たちの」思いが染み込む館作り

2024/07/03 12:30 更新有料会員限定


田村修さん

 JR東日本グループで、駅ビル「ラスカ平塚」などを運営する湘南ステーションビルと「シァル横浜」などを運営する横浜ステーションビルの2社が合併して、24年4月JR横浜湘南シティクリエイトが誕生した。横浜・湘南エリアに大小15の駅ビルを運営し、施設合計売上高675億円規模の運営会社をベースに新たな船出を切った。初代社長の田村修氏は、JR入社後に非鉄道事業分野、特に不動産事業分野を歩んできた。横浜・湘南エリアに店舗網を張り、「地域と共に生きる」ことをミッションとして、合併でそれぞれの旧会社が培ってきた「強み」を生かし、「1+1が2でなく、3にも4にもなるような会社の創造」に汗を流す。

【関連記事】「ラスカ」と「シァル」の運営会社が合併

1+1が3や4にもなる会社へ

 ――合併の狙いは。

 両社の強みを融合し、ショッピングセンター事業を中心にした既存ビジネスモデルの構造改革とシナジーを生み出すことです。加えて新しいビジネスモデルの拡張と変革を図り、沿線価値を引き出すとともにJREポイント生活圏の拡充がミッションです。

 ――駅ビル運営事業は初めてですか。 

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