ジュンのインナーウェアを軸とした「ヨービオトープ」のクリエイティブディレクター(CD)に、26年春夏から滝口理奈さんが就任した。滝口さんは「ビオトープ」と兼任していたPR担当。同社では数少ないディレクター職の一人となる。
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ヨーはビオトープのインラインブランドとして開始、今シーズンで5年目。当時はまだ選択肢が少なかったミニマルなインナーとランジェリーブランドとして支持が広がり、毎年2ケタの伸長と好調に推移。一つのブランドとして確立しつつある。純粋にデザインや着心地に心引かれたファッション業界人の口コミで、認知度を高めてきた。
現在はインナーとランジェリーだけでなく、これらを主役にしたトータルスタイルを提案。東京・青山の旗艦店とビオトープの店舗、ECで1シーズンに約40型を販売している。

滝口さんは、22年からビオトープとPRを兼任する形でヨーに参画。商品企画は未経験だが、PRの視点で「こういうものを作るのはどうだろう」などと積極的に意見を出していた。その姿勢や感性が評価され、ビオトープ事業部責任者の迫村岳常務取締役上級執行役員クリエイティブディレクターから声が掛かった。
「ヨーが好きで、毎日着ている」と滝口さん。「着心地が良いのに、着ると背筋が伸びて自信が持てる。シンプルだけれど、パターンの引き方や裾の始末に洗練した雰囲気がある。繊細な素材なのに全て洗える」など、魅力がすらすらと出てくる。「PRの仕事はどういう風に商品の魅力を届けるかを考えるのが仕事。CDもそのつながりで取り組んでいけたら」と気負いはない。
今後は「心地良い」というブランドの根幹はそのままに、トータルでのバランスを考えながらより幅広い人が手に取りやすい色や素材、シルエットのアイテムを増やしていく。基本的に白と黒のみだったが、今春夏はブラで新色のベージュを出したほか、ウェアでサックスブルーやネイビーを追加。

体にフィットする柔らかいジャージーやレースだけでなく、リネンのセットアップやチノパンツなど、ボディーラインを気にせず着られるアイテムも企画した。

商品以外では、青山店でイベントをはじめとした新しい顧客体験の創出に注力する。「ふらっと気軽に立ち寄れる場所にしていきたい」としている。
