エルメス、NYで体験型ポップアップ店(杉本佳子)

2018/09/22 15:00 更新


エルメスが13日から16日までの5日間、ニューヨークで体験型のポップアップショップをオープンした。

その名は「エルメス・カレ・クラブ」。「カレ」はフランス語で「四角」のこと。ニューヨークを皮切りに、今後はトロントやロサンゼルス、そしてグローバルに出店していくという。

杉本佳子の過去のレポートはこちらから


 場所は、ミートパッキング地区のイベントスペース。入り口のカウンター脇には、ブランドストーリーを体感してもらおうという意図を示したサインが掲げられている。


 何か所かで見られるのは、クラフツマンシップを体感できる実演コーナー。アーティストたちが柄を手作業で入れていく様子を、目の当たりにすることができる。


 スカーフはすべて売り物で、現在のシーズン。


中には、刺しゅうを加えた限定生産スカーフもあり、限定品は1400ドル以上になる。


 色に名付けをしてくださいというコーナーもある。思い思いに書いたポストイットを貼るようになっているのだが、意図を理解していないのか、自分の名前やメッセージが書かれた観光客によるらしきポストイットが多い。


 2階にはカフェがある。カウンターの中には、若いイケメンがずらり。


カフェではコーヒー、ジュース、キャンディーやチョコレートなどがあり、すべて無料なのが嬉しい。


特製クッキーも無料。バタークッキーという感じでおいしかった。


カフェのフロアとテーブルにも、スカーフの柄を入れている。


カラオケコーナーもある。「カレ」をもじって、その名も「カレ・オケ」。タッチパネルからスカーフを選ぶと音楽が始まる仕組みだ。


音楽に合わせて歌詞が出てくると共に、柄が動くのがなかなか楽しい。今後オープンする街で見かけたら、是非入ってみることをお勧めする。


89年秋以来、繊研新聞ニューヨーク通信員としてファッション、ファッションビジネス、小売ビジネスについて執筆してきました。2013 年春に始めたダイエットで20代の頃の体重に落とし、美容食の研究も開始。でも知的好奇心が邪魔をして(!?)つい夜更かししてしまい、美肌効果のほどはビミョウ。そんな私の食指が動いたネタを、ランダムに紹介していきます。また、美容食の研究も始めました(ブログはこちらからどうぞ



この記事に関連する記事