東日本大震災から15年、復興事業は持続可能性が焦点になり、流通大手などによる活性化に向けた取り組みが続く。岩手県釜石市では、イオンタウンなど新たなにぎわいの拠点が設けられた。人口減少などの課題を克服したとは言えないが、地域の魅力は高まっており、ポテンシャルを生かそうとしている。
(田村光龍)
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利便性と楽しさ
釜石は、住みやすさを評価するランキングで東北トップクラス。雪が少なく、夏は涼しい気候のほか、復興事業で整備された高速道路網などのインフラも整う。地域の生活を支える点ではイオンタウン釜石の存在も大きい。
イオンタウン釜石は、市の要請を受け14年3月にオープンした。総賃貸面積2万5000平方メートルに60店が揃う。イオンスーパーセンターを核に、メガスポーツやアスビーファムといったグループのテナント、ユニクロなど復興を支える意義に応えた大手チェーン店も入る。津波に備えて避難経路を分かりやすいサインで示し、1階をピロティ型の駐車場にするなど防災拠点にもなる。
