ケイト・スペード 自殺防止活動とメンタルヘルス支援

2018/06/21 16:51 更新


 米「ケイト・スペードニューヨーク」は、創業デザイナーであるケイト・スペード氏の訃報(5日に死去)を受けて、自殺防止活動とメンタルヘルス対策への支援を表明した。

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 支援の内容は、ケイト・スペードニューヨーク基金として自殺防止活動とメンタルヘルス対策に総額100万ドルの寄付を行い、そのうち25万ドルはクライシス・テキスト・ライン(非営利組織。メールによる無料のサポートを提供)の活動支援に充てる。

 さらに20~29日(日本国内では21~29日)に寄付金を集め、10万ドルを上限にケイト・スペードニューヨークとして同額をクライシス・テキスト・ラインに寄付する。この寄付には、crisistextline.org/katespadenyから参加できる。

 ケイト・スペードニューヨークのブランドプレジデントでCEO(最高経営責任者)のアナ・バクスト氏は、「精神疾患は誰にとっても身近で重要な問題であるにもかかわらず、その診断を受けることは容易ではなく、時として命を危険にさらされることがある。私たちが手と手を取り合えば、きっと誰かにつながるはずであり、誰もがもっと真剣に向き合うべき課題」との声明を出している。

 また、ケイト・スペードニューヨークは全ての地域で働く全社員に向けて、グローバルメンタルヘルスアウェルネスデーを開催し、ウェルネスプログラムを始めたいとしている。メンタルヘルスに対するより大きな関心と、そのリスクや警告サインへの注意喚起を行うことで、支援を必要としている人に迅速で効果的な処置を促進する。




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