子供服のジェンダーレス提案 従来ニーズ+高い社会的関心

2022/04/01 06:29 更新会員限定


 子供服企業で、ジェンダーレスな商品提案が増えている。異性の兄弟・姉妹でもお揃いやお下がりを着せたいという従来からの要望に加え、ジェンダー問題への社会的関心の高まりもあり、受け入れられやすい土壌が整ってきた。

(金谷早紀子)

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「アーチ&ライン」フリルブラウスの男子モデル登場

 「アーチ&ライン」(アーチ)はもともと性別や年齢に縛られない物作りを貫くが、22年秋冬物で初めてフリルブラウスを着用した男の子モデルのビジュアルを発信する。フリルブラウスに色調を合わせ、ベージュのダブルフェイスのカーディガンとコーデュロイパンツ、キャップとハイテクスニーカーも含めてワントーンでコーディネートすることで、「おしゃれに見えて挑戦もしやすい」とバイヤーから好評だった。22年春は、フォーマルウェアのカタログで女の子モデルがパンツのセットアップを着用したビジュアルを掲載したところ、セットアップの売り上げがドレスを上回ったという実績もある。

アーチ&ライン

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