近藤ニット(山梨)は、アパレル事業で成長している。祖業はOEM(相手先ブランドによる生産)主体のニッターだが、現在は自社ブランド「エヴァムエヴァ」の直営店と卸販売で全社売上高を構成。この間は直営店の刷新や新規出店を進めている。海外向けの卸販売も順調で、今年、台湾に子会社を設立した。
(関麻生衣)
海外生産の波に危機感
1945年創業。90年代以降、業界全体で急速に進んだ中国生産への転換などを背景に、自社ブランドを90年代後半から販売している。エヴァムエヴァは来年でデビュー25周年で、全社売上高の割合は直営店が80%、卸が20%(うち1億円弱が海外)で占める。