三重県・近藤ソウイング 昇華転写導入でスポーツ向けを拡大 1人で1着丸縫いできる技術も強み

2023/12/25 11:30 更新会員限定


カットソーのトップ、ボトムなど幅広いアイテムが縫えるよう15種類ほどのミシンを揃える

 カットソー製品でプリント、縫製を手掛ける近藤ソウイング(三重県いなべ市、近藤喜成社長)は、昇華転写プリントの導入で、スポーツウェア向けの取引先を拡大している。元々サンプルの縫製工場だったため、1人で1着丸縫いできる技術力の高さも強みとする。

(小坂麻里子)

着心地の良い練習着

 87年にサンプルの縫製工場として創業し、カットソー製品専門の製造工場へ転じた。アパレル・百貨店向けの受注が減り続ける中で、昇華転写プリントの導入を機にスポーツウェアの販路を拡大。今年にはカットソーブランド「Kosaburou」(こさぶろう)を立ち上げ、地厚だが柔らかく着心地の良いTシャツを中心に販売を進め、期間限定店などで認知度を高めている。

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