日本の若手デザイナーズブランドと、ファッションに関連する本を揃える京都市中京区のセレクトショップ「コトバトフク」。物作りに対する思いや技術を伝えるにはコトバが必要で、コトバとフクは切り離せない。そんな思いを持つ店だ。
(藤本祥子)
白い壁面を基調に
トレンドや着こなしではなく、社会性の視点からファッションを文化として根付かせる実店舗として、13年8月に創業した。当初は京都市内の二条でギャラリーを併設していたが、ギャラリーの役目が一区切りつき、店が手狭になったこともあり、御幸町通に面する商業施設の2階に移転した。約25平方メートルの白い壁面を基調とした空間で、アイテムの素材感や色を伝えやすく、目立つようにしている。レディスが全体の約75%を占めるが、一角にユニセックスの商品を揃え、性別問わず店に訪れやすくしている。