紳士服地メーカーの国島(愛知県一宮市、伊藤核太郎社長)はIoT(モノのインターネット)をベースとした工場内タスク管理システムを本格稼働した。織機の糸切れなどの異常をスタッフの携帯端末に通知。スタッフはどこにいても確認でき、無駄なく動いて作業効率を高められる。これにより約20%の生産性向上を見込む。また、現状約40%の設備稼働率は60%まで引き上げを狙う。
(小坂麻里子)
仕組みとしては工場内の織機にセンサーと発信機を設置。タスク管理システムがIoTシグナルで織機の状態変化を把握し、製織中の糸切れなどの異常を検知。そこに発生している仕事を認識して電子的にタスクカードを発行する。工場スタッフは一人一台持つ携帯端末からタスクリストを受信し、仕事内容を確認できる仕組み。
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