気温が上昇し、夏物の稼働が本格化した。レディス専門店は、6月末から7月頭に始まるセールを前に、プロパー販売を活性化するための施策に力を入れる。定番のドレスやTシャツは、デザインのバリエーションを増やし、単品購入で終わらないよう、レイヤードアイテムや高単価なアクセサリーと合わせて提案する店も増えている。
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ドゥーズィエムクラスルミネ有楽町店では、ファインジュエリーが売れている。5万~6万円から高いものは100万円台まであるが、カジュアルや肌見せのアイテムに合わせて提案し、反響が大きかった。
アダム・エ・ロペアトレ恵比寿店は、夏物の買い足し需要を捉えている。デザイン性のあるTシャツに、ボレロやビュスティエ、ベストなどを合わせてセット買いを促している。
アーバンリサーチ・ロッソグランフロント大阪店は、ジーンズと合わせてもカジュアルになりすぎない、デザイン性のあるトップを推す。丁寧な接客でセット率を上げており、5月もトップ2点のまとめ買いが目立った。