15~16年秋冬のレディスアウターはコーディガンや著名ブランドのダウンジャケットが人気の半面、暖冬で防寒ウェアは大量に売れ残った。16~17年秋冬は、物作り、仕入れともに慎重になると予想されていたが、専門店向けメーカーの秋冬展からは型数や発注量を絞る傾向が鮮明になってきた。
メーカーの企画で目立つのが、コーディガンやフェイクムートンなどプロパー時期に売りやすいライトアウターの充実だ。
もともと防寒アウターの比率が少ないところでは、ますますライトアウターの提案に力を入れる。ドリームの「シュガーローズ」は、ダブルフェイスのコーディガン、フェイクファーやフェイクムートン、三澤の「エピデミーク」はコーディガンを仕掛ける。
(繊研 2016/06/09 日付 19488 号 1 面)