英ファッション・インテリアチェーンのローラ・アシュレイが17日、管財人の手に渡った。経営不振が続き、2019年6月期の年次決算では1430万ポンドの赤字を計上していたものの、3月13日までの7週間の売り上げは前年同期比24%増と復調の様相を呈していた。ところが、新型コロナウイルスの影響で急速にビジネスが悪化し、経営破綻した。英国内に150店舗を構え、2700人を雇用している。
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1953年創業のローラ・アシュレイは日本では1986年からイオンがライセンスビジネスを展開していたが2018年2月に終了。同年8月に伊藤忠商事が独占輸入販売権およびマスターライセンス権を取得した。昨年11月にワールドがサブライセシー契約を結び、今年8月から百貨店などで店舗展開を計画している。
(ロンドン=若月美奈通信員)