ランドビジネスがフランドルの全株取得 服飾事業を強化

2023/12/25 10:40 更新


 東証スタンダード市場上場の不動産業、ランドビジネス(東京、森作哲朗社長)は、「イネド」などを企画・販売するフランドル(東京)の全株を取得し、子会社化したと発表した。12月22日開催の取締役会で決議、株式譲渡契約を締結した。ランドビジネスは、飲食などを含む新規事業として服飾領域を強化しておりその一環。フランドルは同社の連結子会社となる。取得価額は非公表。

 ランドビジネスは、21年3月にメーカーズシャツ鎌倉の紳士重衣料のカスタムオーダー事業を譲り受け、23年5月と10月に縫製業のジェンツとサンク(ともに福島県)をそれぞれ買収している。ジェンツは紳士服、サンクは婦人服が主力。縫製事業に加え、フランドルをグループ会社化することで全国に販売網を得た。製販一貫を強みに、「巨大マーケットである婦人プレタポルテ市場へ参入する」(同社)考え。

 フランドルは80年創業。「イネド」や「イッツインターナショナル」「スーペリアクローゼット」などを百貨店などで販売している。23年2月期の売上高は69億8600万円で、営業利益は5500万円。

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