ロンドン・コレクションが開幕 パブリックショーも

2019/09/13 06:28 更新


 【ロンドン=若月美奈通信員】ニューヨークに続き、20年春夏ロンドン・コレクション(LFW)が始まる。13日から5日間に70ブランドが参加する。数は従来通りだが、中堅やその手前の若手が減り、新作発表というよりもブランド紹介を目的としたデビュー間もない新人も多い。新たな試みとして一般にチケットを販売するパブリックショーも行われ、「アレクサチャン」「ハウス・オブ・ホランド」「セルフポートレート」が秋冬コレクションを見せる。

  英国ファッション協会が「シティーワイドセレブレーション」を掲げ、この期間中に店頭でのLFWキャンペーンやイベントを推進していることもあり、内外の著名ブランドから新進ブランドまでイベントが多いのも特徴。「ユニクロ」も公式会場に隣接するサマーセットハウスで、服作りの哲学「ライフウェア」を紹介する展覧会を開催する。ジャーナリストやバイヤーに向けて次シーズンのショーを行うという従来のコレクションの姿ではなく、より立体的なコミュニケーションの場という印象が強まっている。

 そうした型破りの試みが目立つ中、「ダックス」は開幕2日前にレディスとメンズの合同ショーを行った。125周年を記念して久しぶりにロンドンで見せた新作は、1940年代後半にエリザベス女王とエジンバラ公が旅したマルタ島がテーマ。ハウスチェックや石畳から着想を得た柄などたくさんのチェックのアイテムに、マルタレースのドレスやジャカードニットのポロシャツ、ツインセットを加え、ノスタルジックなリゾート気分をアピールした。

(写真はブランド提供)

ダックス


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