【関連記事】【軌跡】《世界で愛されるプリント柄 リバティ・ファブリック㊤》日本への憧れから始まった歴史
「オリジンはイギリス。〝外タレ〟であることを私たち自身、忘れてはいけない」。英リバティ日本法人、リバティジャパン取締役兼営業統括の松原崇はそう語る。1988年のリバティジャパン創業以来、主力事業を小売りから生地製造卸へと変え、文化として日本に根付かせる努力を続けてきた。日本独自の素材開発も強みに、小花柄や豊かな色彩が象徴的な「リバティ・ファブリック」を広めてきた。
英リバティ社は、日本への輸出を1970年代後半に始めた。日本国内での生産・販売は、綿紡績が祖業の鐘紡(当時)が担った。その後、西武百貨店(現そごう・西武)が受け継ぎ、南仏のテキスタイルブランド「ソレイヤード」の生地とともに、「リバティ」プリントや英国のリバティ百貨店で売っていたスカーフなどの雑貨を売ったという。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!