グローバルECのリングブル(シンガポール、原田真帆人CEO=最高経営責任者)は、今年7月に実施した資金調達に続き、ハミィ(神奈川県小田原市、水島育大社長)を引き受け先とする第三者割当増資を実施、シリーズBのエクステンションラウンドとなる資金調達を完了した。シリーズBの累計調達額は850万ドル。ハミィが運営するクラウド型EC「ネクストエンジン」と、リングブルが提供するプラットフォームとシステムを連携したグローバルECでの協業(10月開始)を強化する。
今回調達した資金はハミィとの協業を進める上での費用に充てるとともに、新規顧客の開拓やプロダクトの開発及び既存ソリューションの強化、グローバル展開を加速するための費用に充てる予定。
ハミィは受注や在庫、商品などのデータを一元管理可能なクラウド型ECのネクストエンジンを運営している。
今回の資金調達と協業を通じて「ポストコロナの世界を見据えて海外進出を目指すブランドやメーカーなど日本国内事業者のグローバル展開を、ネクストエンジンを起点としてハミィとリングブルが共同で支援する。資本提携及び協業を通して、両社の事業成長とEC業界全体への貢献を目指す」とリングブルの原田CEOは期待を込める。