《がんばってます!ファッションの現場から》ロフトマンコープ・イーマ

2020/04/07 06:28 更新


 セレクトショップのロフトマン(京都市)は、大阪・梅田のイーマで運営するメンズ「ロフトマンコープ・イーマ」で、海外ブランドのオーダー会に手応えをつかんでいる。

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 新型コロナウイルスで不安が広がり、「今は生活必需品を優先して買おうという意識」(岡村赳店長兼バイヤー)になっているが、「未来に視点を置いた提案ならとらえ方も変わるのでは」とオーダーイベントの提案を強めていく。

 2月28日~3月2日に、スウェーデン発「アップルツリーズ」のシャツの秋冬物オーダー会を実施。シャツ(5万7000円)は光沢感のある生地を使いながら水洗いできるなど、長く着ることを想定した服作りが特徴だ。色やサイズを選び、手付金1万円を払えば、8月ごろに注文した商品が入荷する。期間中の反応は上々で、同社の他店でもオーダー会のイベントは当たっているという。

 この店ではアップルツリーズのほか、英「イーセットアンドコー」「オールドタウン」で引き続きオーダーイベントを仕掛けていく。「うちは現場が主体となって、店ごとに臨機応変な動きができるのが強み」とし、こうしたイベントの計画をさらに増やす考えだ。

 一方で「こんな時期だから、誰もが欲しくなるような人気のあるものを再フィーチャーするのもいいのかも」と考えている。今まで人気商品は基本的に1度、事前に店のブログで発信すれば店頭で完売するケースが多かったが、「もっと買いたくなるような気持ちを盛り上げることが必要かも。集客にもつながる」。

オーダー会が好調だった「アップルツリーズ」のシャツと岡村店長

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