ルイ・ヴィトンはこのほど、21年春夏メンズ・コレクションを上海に続いて東京でも見せた。会場となったのは東京インターナショナルクルーズターミナル。上海に続き波止場を舞台に、リアル(フィジカル)のファッションショー形式で披露した。
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会場には、7月のデジタルファッションウィークで登場したアニメのキャラクターがバルーンのように置かれている。そこに登場するのはスクエアショルダーで肩を強調したジャケットスタイル。モノグラムやダミエのようにルイ・ヴィトンのアイコニックな柄をグラフィカルに表現したアイテムも目立つ。黒と白のグラフィカルな柄に、ブルーや赤、イエローの原色がコントラストを描く。シンプルなアイテムに、アニメのキャラクターの人形が垂れ下がり、装飾となってまとわりつく。ショーのフィナーレは打ち上げ花火。海辺の空に数十発上げられた光の輪が、夏の終わりの余韻となった。
(小笠原拓郎)