ルミネ、アートイベントに約2800人が来場 「手に取りやすい」アートを発信

2024/11/07 06:28 更新


初日は雨天にもかかわらず、にぎわった

 ルミネは、現代アート作品の展示・販売を中心としたイベント「ルミネアートフェア」を東京のニュウマン新宿5階の多目的ホール「ルミネゼロ」で開いた。3回目の開催で、11月2日からの3日間で前回の約1800人を大きく上回る約2800人が来場した。

 「初めての人も含めて、もっと気軽にアートを楽しみ、生活の中に取り入れてもらう」のがフェアの目的。若手・新進を中心に30人のアーティストが参加し、手に取りやすく、比較的買いやすい価格の作品を展示・販売した。多くのアーティストが客とコミュニケーションを取ったほか、アートに詳しいスタッフが作品の飾り方などを案内した。

30人のアーティストの作品を展示・販売した

 ルミネの中期経営計画の方針「グローバル&サステナブル」に沿った企画「コラボレーションプロジェクト」を初めて実施。米ニューヨークのアートスクールを卒業した日本人の作品や廃材を活用した植栽、国際的アートプロジェクトとの協業による繊維廃棄物の再生紙を使ったポスターなどを展示した。アーティスト関連グッズや買いやすい作品などを販売するショップを拡大したほか、ワークショップはニュウマンの店舗フロア内でも初めて開き、館内との連携をより強化した。ニュウマン3階のインテリア・生活雑貨「ジャーナルスタンダード・ファニチャー」は参加アーティストの作品を11月20日まで販売している。

コラボレーション企画も初めて実施
物販コーナーも拡大した

 「もともとアートに関心が高い層だけでなく、ルミネ・ニュウマンの中心客層にアートに触れる機会が提供できた」とする。今後も継続し、アートの取り組みを強化する方針だ。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事