【パリ=松井孝予通信員】「フォーミュラ1」と仏LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンは、10年間のグローバルパートナーシップを結んだ。契約はフォーミュラ1が75周年を迎える25年からスタートし、LVMH傘下の「ルイ・ヴィトン」「モエ・ヘネシー」「タグ・ホイヤー」が参加する。
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ファンやクライアント向けのイベントや限定エディション、特別コンテンツなどを提供する。モータースポーツとラグジュアリーそれぞれのリーダーが手を結び、両者の強みを生かした新たな価値観を創造し、相乗効果を高めながらビジネスチャンスを広げていく。
「LVMHとの提携は、我々の影響力と存在感を世界的に拡大することを目指している」と、フォームミュラ1を傘下に抱える米リバティ・メディアのグレッグ・マフェイ社長兼CEO(最高経営責任者)はコメントした。ベルナール・アルノーLVMH会長兼CEOは、「世界中のアトリエでもサーキットでも、限界を超えようとする意志が我々のビジョンを導く。この意味をパートナーシップに反映させたい」と思いを強調した。