ジーユーは「エンジニアドガーメンツ」との初協業コレクションを12月5日から販売している。計5型だが、スウェットシャツで税込み2990円、最も高い「パデッドシェルパーカ」でも9990円と、手頃な価格でエンジニアドガーメンツのデザインが手に入るため、すでに完売したアイテムもある。R&D部の藤川侑紀さんに今回の協業の狙いを聞いた。
(柏木均之=本社編集部)
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互いの得意掛け合わせ
日本のセレクトショップであるネペンテスがニューヨークで設立したエンジニアドガーメンツは、デザイナーの鈴木大器氏が、アメリカのミリタリーやワーク由来のアイテムを現代風に解釈して服を作っており、凝ったディテールに特徴がある。
ジーユーはファーストリテイリング傘下で兄弟ブランドのユニクロより低価格で買えるカジュアルウェアが主力のブランドだ。手間やコストのかかるディテールを極力省略することで、低価格と品質のバランスをとっている。
藤川さんは「エンジニアドガーメンツのバックグラウンドであるアメリカンビンテージの物作り、デザインへのアプローチ方法を学んで、(鈴木)大器さんの作る世界とジーユーのできることを掛け合わせて、これまでと違う商品を届けられたらと考えた」と協業の狙いを話す。

企画した5品番は「品番を絞り込んだ分、完成度を高めようと心がけた。エンジニアドガーメンツはギミックの利いた服が多いので、そこを僕らなりに咀嚼して、議論を重ねながら、作り上げていった」。出来栄えにこだわったアイテムの一つがパデッドシェルパーカだ。
スウェットは糸から
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