マルタン・マルジェラのパーソナル・アーカイブを含むオークションが7月9日にパリで開催される。同オークションは、パリのモーリスオークションがケリーテイラーオークションと協業して開催される。
84年アントワープで発表した「Canette d’Or」のデザインから、08年メゾン・マルタン・マルジェラを離れ個人的プロジェクトへ移行するまでの軌跡をたどる、200点以上のアーカイブピースが出品される。
存命のクリエイター本人が直接オークションハウスと協業し、自身の衣服やデザインによるパーソナルアーカイブを出品するのは、ファッション史上初めてだという。また、マルジェラの母、レア・ブシェのエルメス・ワードローブも出品される。

「長年、アーカイブを国内外へ移動し、展覧会にも貸し出してきたが、そろそろ自身のファッションにまつわる記憶の一部を手放す時がきたと感じている。このコレクションは84年から08年にかけての写真、ドローイング、オブジェクトで構成されている。また、一部はパンデミック(新型コロナ感染症の世界的流行)期間中に制作したものも含まれている。長い時間をかけて自問自答してきたが、最終的に決断の後押しとなったのは、多くのコレクターや機関に喜んでもらえるのではないか、という思いだった」とマルジェラはコメントを寄せた。

