オートクチュール刺繍をコレクション以外の広い分野や、日常生活に取り入れてもらいたい――フランスでオートクチュールなどの刺繍のアーティストとして活動する関元聡さんは昨年11月、メゾン・セキモトを現地で設立した。オートクチュールコレクションの制作に参加しつつ、新たに眼鏡ブランドとの協業、雑貨やアート作品の制作など、活動の場を広げている。
(河邑陽子)
パリを拠点に活躍
関元さんは、石田あさき専門学校在学中にオートクチュール刺繍を学び、卒業後に22歳で渡仏して刺繍専門のプロ養成学校エコール・ルサージュに入学。二つの有力なアトリエで研修して同校卒業後、08年から本格的にパリ・オートクチュールコレクションの制作に参加。刺繍のアトリエに在籍していた15年、確かな技術と仕事ぶりが認められ、MOF(仏国家最優秀職人章)をオートクチュール刺繍部門で受章した。
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