マッシュが大人の遊び場

大阪・心斎橋に「チェックルームサービス」

 

　レディスブランド「スナイデル」やルームウエア「ジェラートピケ」などを運営するマッシュホールディングスは３月24日、初のエンターテイメント複合施設を大阪・心斎橋にオープンした。

　カラオケあり、バーやレストランあり、ダーツや寿司も楽しめるなど盛りだくさん。スタイリッシュで落ち着きのある空間で、大人がゆったりと楽しめる場所になっている。

 

 

　心斎橋オーパの11階をワンフロア（約１０１３平方㍍）まるごと使用し、チェック柄を基調にラグジュアリーホテルのようなシックな空間を作り上げた。設計デザインは、谷尻誠・吉田愛が率いる建築事務所「サポーズデザインオフィス」が監修している。

　入店してすぐ目に飛び込んでくるのが、広々としたダイニングレストラン。フレンチ出身のシェフによる質の高い料理が提供され、話題の熟成肉のメニューも揃えている。大きな窓から大阪の街が一望でき、寿司カウンターでは職人による握り寿司が楽しめる。

 

 

　プライベートルームは全17部屋。カラオケとして利用できるだけでなく、ランチ利用や、女子会・ママ会、少人数のパーティーにも適している。掘りごたつの部屋があったり、おもちゃやＤＶＤのレンタルサービスもあったりと、ママにも嬉しいサービスが充実。

　約60人が収容できるイベントスペースは、ステージあり、自動ビールサーバーありで宴会にぴったりだ。

 

 

　営業時間は１１：００～朝５：００まで。プライベートルームは３０分ごとに３００～７００円のチャージ料が発生するが、部屋専用ランチ、アフタヌーンセットを利用すると無料になる。

　マッシュホールディングスは、カフェやレストランの業態開発も盛んで、アパレル以外の事業にも積極的だ。今回の出店は、テストマーケティング的に経営していた東京・西麻布のカラオケ店「チェック西麻布本店」の業績や評判が良かったことから、支社のある大阪にも出店した。

　「最近は子供を産んで働き続ける女性も多く、仕事のストレスを発散する場所が必要。ただし、チェーンのカラオケ店ではなく、おしゃれな場所を提供したかった」と近藤広幸社長。既に昼間は子連れのママ、夕方は近隣の百貨店で買い物を終えたマダム、夜はファッション感度の高い男女が訪れ、思い思いの時間を過ごしているという。