繊研新聞は2月28日、「スニーカー」に焦点を当てた大特集【SENKEN SNEAKERS BIZ】を発刊しました。かつては一部のマニアが熱狂するアイテムだったスニーカーが、コロナ禍を経て、性別や年齢はもちろん、職業や好みのファッションにかかわらず、どんな人にも楽しめるものになっています。多くの人に不可欠となったスニーカーの今とこれからを展望します。
■「スニーカーベストドレッサー賞2023」
特集のフロントページは、今回で6回目の開催となる「スニーカーベストドレッサー賞2023授賞式」について、詳しくご紹介します。「スニーカーが似合う」「スニーカーの需要喚起に貢献した」「今後スニーカーを履いて欲しい」人を部門ごとに選出し、表彰するアワードで、今回は池田美優さんら7人の著名人のほか、客室乗務員らの制服にスニーカーを採用し話題を呼んでいる航空会社「ジップエアトーキョー」を特別賞に選びました。
【受賞者が履いているスニーカー】右からジップエアトーキョー客室乗務員の永松純子さん、社長の西田真吾さん(ともに「ノヴェスタ」)/SWAYさん「ナイキエアジョーダン1」OGシカゴ/山下健二郎さん「ナイキエアジョーダン4」ブラックキャット/横田真悠さん「ORTR」メタリックライン厚底スニーカー/池田美優さん「フェンディ」/宮世琉弥さん「プーマ」ディスクブレイズOG/ダレノガレ明美さん「プラスダイアナ」ヒールアップスニーカー/コムドットやまとさん「リーボック」インスタポンプフューリー95 ※一番左は、ウェルネスウェンズデー協会代表理事の鈴木努さん
■スペシャル対談
今回、特別賞を受賞したジップエアトーキョーの西田真吾社長と、スニーカーベストドレッサー賞を主催するウェルネスウェンズデー協会の鈴木努代表理事との対談が実現しました。「客室乗務員は接客業なのでヒールの革靴が当たり前」という常識を打ち破り、ユニフォームにスニーカーを採用したのはなぜか。そして、ウェルネスなユニフォームとはどういうものか。お二人が語り合いました。対談内容は、ダイジェスト版の動画でも確認できます。
■OPINION
スニーカービジネスのキーパーソンが、「今、思うこと」をテーマに自由に語るオピニオンコーナー。スニーカー芸人の草分け的存在、レイザーラモンRGさんも登場します。
■BUSINESS & TREND FILE
「プーマ」や「スケッチャーズ」など、主要ブランドの23年戦略をまとめています。ファッション担当記者による、コレクションブランドに見るスニーカートレンドの分析記事も読み応えあり!
■RUNNING
最終面では、復調著しいランニングシューズ市場に着目します。20年度、21年度はコロナ禍で多くのマラソン大会が中止となりましたが、22年度は再開する大会が目立っており、シューズの買い替え需要が発生しています。それに合わせてスポーツ用品メーカーの製品開発も活発になっているのです。トレンドは、カーボンプレート入り厚底シューズ。最新の動きも踏まえてまとめています。