《マスイユウのファッションロードトリップ》タイ編㊤ シーナウ、バイナウ!

2025/12/08 14:00 更新会員限定NEW!


 ヨーロッパのファッションサーキットを終えて、一路ほほえみの国タイランドへ! 首都バンコクではバンコク・インターナショナル・ファッション・ウィーク(BIFW)とエル・ファッション・ウィーク(EFW)の二つが行われている。どちらも年に1度で日時は流動的、今年は10月、11月の中旬に開かれた。以前は片方が春夏、もう片方が秋冬と均衡が取れていたが、パンデミックを経ていつの間にか同時期になった。

(ライター・益井祐)

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 タイの特徴はどちらも「シーナウ、バイナウ」であること。〝待てない〟国民性のせいかとも思えるが、どちらのFWにもショッピングモールが関わっているのを知ればその理由にも納得する。BIFWを主催するのはバンコク随一の商業エリア、サイアムにあるサイアムパラゴン、またEFWもチャオプラヤ川沿いにあるラグジュアリーモール、アイコンサイアムが会場だ。

サイアムパラゴン
アイコンサイアム

 世界でも1、2を争うソーシャルメディア大国であると言っても過言ではないタイだけあり、モールのプロモーション的な面がある。欠かせないのがローカルのセレブリティーたち。ランウェーに、フロントローに、BLや最近ははなまる上昇中のGLに登場する若手があふれる。タイのセレブは侮れない! ポストK-POPやK-俳優として注目を受け、次々とラグジュアリーブランドのアンバサダーに任命されている。

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