《15~16年秋冬メルセデス・ベンツ・ファッション・ウィーク東京/東京コレクション》
レディス、メンズブランドともに、ノマドやボヘミアンといったムードが広がっている。70年代を背景にしたノマドの要素は、海外コレクションでトレンドとして浮上したもの。それをそのまま取り入れるのではなく、様々な要素とマッシュアップして見せるのが東京流だ。
(五十君花実)
砂漠やノマドをマッシュアップ/ヨシオクボ
ヨシオクボ(久保嘉男)は、異なる柄や素材のミックススタイル。ベーシックなスポーツやミリタリーの要素に、砂漠とそこから派生する遊牧民といったイメージを混ぜ合わせる。ラクダや砂漠のプリントとカムフラージュ柄を切り替えて作るセットアップに、華やかなツイードを組み合わせたテントラインのモッズコート。
スカーフ柄のパネルプリントもキーになっており、スポーティーなラインと組み合わせてモッズコートに載せた。形はミリタリー由来なのに、素材はベンチコートのような化繊というのもポイント。ストライプ柄のカラーファーをリッチに飾ったアイテムもある。女性的なものを男の服にあえて取り入れることが引き続きテーマの一つになっているようで、アクセサリー感覚で取り入れられる華やかなアイテムが多い。
「アーバンライダーズ」テーマに/アトウ
3シーズンぶりにショーを行ったアトウ(松本与)は、「アーバンライダーズ」がテーマ。クラシカルな乗馬スタイルとシャープなバイカールックの要素を組み合わせることで、ライダーズという言葉に二重の意味を込めた。つば広のハットとライディングコートというエレガントなコーディネートに、ジョドパーズパンツやスラックスでなく、ブラックレザーのスキニーパンツを合わせる。量感たっぷりのスエットトップやスエードタッチのオーバーシャツも、合わせるのはスキニーパンツだ。足元は、かかとのジップの開閉でボリュームを出したスエードブーツ。
(写真=加茂ヒロユキ、大原広和)
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◆◇ お知らせ
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◆「15-16年秋冬繊研レディストレンドセミナー」
◇日時・場所
大阪会場=3月25日(水)午後1時00分~4時30分、エルセラーンホール
東京第一会場=3月26日(木)午後1時00分~4時30分、津田ホール
※残席わずかです。お早目のお申し込みをお願いいたします。
東京第二会場=4月 3日(金)午後1時00分~4時30分、シダックス カルチャーホール
※満席につき、キャンセル待ちを受け付けております。
◇講師=小笠原拓郎、青木規子(本紙記者)
◇受講料=1万1000円(税込み)
◇問い合わせ・申し込み=繊研新聞社「トレンドセミナー事務局」
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