メルカリはマガジンハウスの『ブルータス』『ハナコ』と連携し、雑誌特集との協業コンテンツをフリマアプリ「メルカリ」内で提供する。季節トレンドや意外なアイテムを紹介する機能「ピックアップタブ」の中で、各誌の編集部が雑誌特集と連動した旬のキーワードを設定し、メルカリで販売されているアイテムをキュレーション(特定の視点で収集、選別、編集すること)する。
専門性の高い外部メディアがキュレートした商品を紹介することで「メルカリでトレンドを知り、おすすめのキーワードを通じてモノと出会える体験」を提供するのが狙い。既存メディアとマーケットプレイスの新たなシナジー創出も目指す。
メルカリは月間利用者数が約2000万人、累計出品件数が20億品を突破する一方で、「欲しい物の見つけ方がわからない」「良い検索ワードが思いつかない」という不満の声も出ているのが協業の背景。
ブルータスは12月2日から、同誌の特集「珍奇植物」と連動したコンテンツを掲載。ハナコは12月29日から開始する。両誌とも全10回。雑誌の発売に合わせて隔週更新する。
ブルータスの西田善太編集長は、「『人は欲望の30%しか言語化、可視化できていない』という話もあるが、その可視化のお手伝いができればちょっと面白いのでは、というのが企画の始まり」としている。