漢字3文字のこの表記。見なれない方も多いと思いますが、ちゃんとしたファッション業界の用語です。
読み方は「メリヤス」。知っていないと読めないですね。
編み物機械で編んだ布地の総称のことを言いますが、慣例的にジャージー素材、肌着や靴下などの丸編みの製品を指すことも多いですね。
15世紀ごろに欧州から日本に靴下が伝わったのですが、靴下を指すスペイン語のメディアス、ポルトガル語の「メイヤス」が変化したと言われています。
江戸時代から女利安、目利安など、様々な当て字が使われてきました。
現在は漢字の「莫大小」の表記が残り、○○莫大小(メリヤス)という企業も多く見られます。洋服についている品質表示タグの裏に「小野莫大小」や「中橋莫大小」などと書いてあってもこれからは読めますね。
莫には「無い」という意味があります。伸縮性がありサイズの大小を問わない生地、製品という意味で、この字があてられたようです。