NPO法人(特定非営利活動法人)メリープロジェクトは6月29日、大阪・関西万博会場内で、笑顔を通じて世界の平和と持続可能な未来を目指す「メリーエキスポ」を開催した。
メリーエキスポは大阪・関西万博「TEAM EXPO2025」プログラムの一環。「地球大交流」をコンセプトに、多彩なプログラムを通じて、平和と環境保護、コミュニケーションと協力の推進のメッセージを発信した。
イベント冒頭に俳優のサヘル・ローズさんが登場。難民となった子供たちから託された手紙をまとめた自著『Dear』から3人の手紙を朗読して、平和への思いを観客に届けた。朗読劇後にダンスパフォーマンスが続き、メインとなる笑顔とSDGs(持続可能な開発目標)がテーマのファッションショーが行われた。
ショーは最初に世界35カ国500人の子供たちの笑顔がデザインされた巨大な「笑顔のドレス」をサヘル・ローズさんが着用して再登場。続いてバンタンデザイン研究所大阪の協力で笑顔が描かれた皿やメッセージなどが書かれたハートがあしらわれたものや、廃棄品をアップサイクルしたドレスが披露された。
最後はステージに全参加者が集まり、記念撮影などが行われた。水谷幸次メリープロジェクト代表は「ドレスにあしらわれた子供の笑顔は未来への希望を示している。身近な人、家族が笑顔になることが、世界を平和にする」とあいさつしてイベントを締めくくった。