12月14日に経済産業大臣に就任した斎藤健氏は記者会見で、就任の抱負と今後の重点政策などを語った。
斎藤氏は経産省出身で、83年に通商産業省(当時)に入省した。大臣就任にあたり、「通商政策を命がけでやろうという思いで、40年前に通産省の門をたたいた。その初心に帰りたい」と語った。その上で、「福島の復興やGX(グリーントランスフォーメーション)など待ったなしの課題が山積している。その中でも、大阪・関西万博の成功に向けて先頭に立って取り組む」と強調した。さらに、日本経済について「賃上げを行う企業が増えるなど足元は良い流れになっている。これを継続し、持続的成長につなげるために大胆な政策を行う」とした。併せて、「経済産業政策は日本の行く末にとって、極めて重要。いかに経産省が重要なミッションを担うかを職員がしっかり認識し、使命感を持って職務に取り組める環境を作る。退職者も増えているので、若い職員とのコミュニケーションも取っていきたい」と語った。