レディスブランド「ミドラ」(安藤大春)は、文具「モノ」が知られるトンボ鉛筆と協業し、顧客参加型プロジェクト「モノ×ミドラ」を立ち上げた。第1弾としてユニセックスのシャツとシャツドレスを制作し、12月27日までクラウドファンディングで受注している。
安藤がデザイン画を描く際に愛用しているモノの消しゴムに着目。幼少期から慣れ親しんだ3配色のデザインを洋服に反映したいと企画した。この消しゴムはもとは鉛筆のおまけとして作られ、1969年に青・白・黒のトリコロールで製品化された歴史、伝統にも魅力がある。モノ×ミドラはSNSを軸としたDtoC(メーカー直販)で運営し、顧客との対話によって今後も様々なアイテムを企画する。国内の生産背景を生かして制作していく考えだ。
シャツは、播州産地で作ってもらった2種類の生地で商品化した。一つはモノの3配色のロゴとミドラのアイコンのアップルをドット状に刺繍したオックスフォード。もう一つは、3配色のストライプを先染めで表現したタイプライター。それぞれメンズ(1万8900円)、レディスのウイングカラーシャツ(1万8900円)とシャツドレス(2万6100円)の3型がある。遠目には一般的なシャツ地に見えるが、近づいて見ると誰にもなじみのある3配色デザインと分かり、コミュニケーションも楽しめそうだ。