オールウェイズのオーダーブランド「ミカコ・ナカムラ」(中村三加子)は、ブランドのデビュー20周年を記念したイベント「デビュタント」を東京・銀座の和光本店で開いた。
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メインの催しは、中村さんとゲストにニュースキャスターの安藤優子さん、和光の庭崎紀代子社長、雑誌『プレシャス』(小学館)の守屋美穂編集長、モデレーターに『日経マガジン』(日本経済新聞)の松本和佳編集長を招いたトークショー。ミカコ・ナカムラを象徴する三つのキーワード「本物」「美意識」「長く愛される物」をテーマに、それぞれの見解やミカコ・ナカムラのアイテムに対する思いを語った。
本物について、安藤さんは「時を経ても古くならないもの」と、初めて訪れた展示会でオーダーし、今も着続けているというミカコ・ナカムラのドレスの話を例に挙げた。美意識については庭崎社長が和光本店にも根付く「日本の引き算の美学」を、長く愛される物に関しては守屋編集長が海外出張の際に愛用しているというデイリー向け「エムフィル」の代表的なウエストゴムのパンツの魅力を熱弁した。
中村さんは20年を振り返り、「やりたいことがまだまだ山積み。日本の生地屋さんや機屋さん、工場など、基本となるところを大切にしながら、また新しい一歩を踏み出せたら」とした。
会場では、20年の歩みをまとめたコレクションの展示とパーティーも行った。