25年春夏ミラノ・メンズファッションウィーク リゾートや旅行のイメージ広がる

2024/06/20 06:29 更新


 25年春夏ミラノ・メンズファッションウィークでは、南国のリゾートや旅行を着想源にしたスタイルも揃った。

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 ジョルジオ・アルマーニは、南国のリゾートをイメージさせるコレクションを見せた。ショー会場やインビテーションに描かれるのは、月影に浮かぶ南国の草の柄。波打ち際のリゾートをイメージさせる軽やかなジャケットとゆったりしたパンツの組み合わせが充実する。

 スーツはリネンタッチなど軽やかなファブリック、シャツジャケットはシルクの艶やかな光沢。サテンに葉っぱの柄をプリントしたセットアップ、柔らかなシャンタンのテーラードスーツ、軽やかなエレガンスとリゾートの上質なカジュアルがミックスされた。

ジョルジオ・アルマーニ

 モスキーノは、新クリエイティブディレクターのアードリアン・アピオラッザによる初のメンズコレクションを見せた。2月のウィメンズに続いて、アピオラッザはメゾンの伝統を忠実に引き継ぎ、ユーモアあふれるモスキーノの世界を表現している。会場内にうずたかく積まれたのは、旅行用トランク。ロスト&ファウンドをテーマにしたコレクションは、さまざまな旅を背景にしたアイテムが充実する。

 機能性たっぷりのマルチポケットのジャケットにパジャマのようなセットアップ、バスローブのようなアイテムもある。ゆったりしたポロシャツのカットアウトディテールにはシャツ襟の装飾がされ、バスローブやパンツのパッチポケットはスリッパの形になっている。ロングシャツはトロンプルイユでジャケットが描かれ、1枚で重ね着をしているかのよう。メモ用紙を刺繍したようなジャケットやマルチボタン刺繍を重ねたスーツなど、楽しい手仕事を取り入れた。

モスキーノ

(小笠原拓郎)



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