伊藤忠商事「ミラ・ショーン」のブランディングを強化

2018/04/17 04:30 更新


 伊藤忠商事は、全世界の商標権を保有する伊ブランド「ミラ・ショーン」のブランディングを強化する。今年誕生60周年を迎えることもあり、26日にイタリア大使館でライセンシー各社の商品を集積した合同展およびファッションショーを開く。18~19年秋冬からメンズのライセンシーがロンナーからトレンザに交代することも決定、これを機にインポートを充実する。トレンザは18、19日、デビューイベントとしてミラ・ショーン単独の展示会を開く。

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 ミラ・ショーンの創設は58年。伊藤忠が世界での商標権を取得し、日本での事業規模はライセンシー26社の合算で150億円(小売りベース)。百貨店アパレル市場の市況を受け、ピーク時からは縮小しているが、コロネットが販売するレディスのほか、ムーンバットのスカーフ、荒川のナイトウェアなどが好調に推移している。

 メンズについては、既存の百貨店インショップはそのままロンナーからトレンザに引き継がれる。価格帯、アイテムも従来通りだが、「メイド・イン・イタリーを拡充し、インポート色を強める」(伊藤忠)方針。レディスについても、コロネットと協議しながら、インポートを拡充する計画だ。60周年を記念したロゴや特別商品も製作し、露出を増やす。「一般にライセンスブランドは事業環境が厳しいが、発信力を高めてライセンシーの売り上げ拡大に貢献したい」としている。

60周年を記念して作成したロゴ
トレンザが18~19年秋冬から扱うメンズラインは色にフォーカスして楽しいコレクションに



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