藤井製帽のインテリアアート「モブジェ」 帽子を折り曲げ握ってオブジェに

2023/10/30 11:30 更新会員限定


素材の80%が和紙のブレードで作ったランプシェード。形状を自由に作り、独自に生まれる光の陰影を楽しむ

 帽子の製造技術を応用して異業種に挑む――「モブジェ」は藤井製帽(広島県尾道市)のインテリアアートブランドだ。素材の柔らかさを生かし、客が折り曲げたり、握りしめたりして様々な表情を楽しむオブジェや花器を作っている。国内外に販路を広げ、今年には仏のレザーグッズ「ポレーヌ」とも協業した。

(関麻生衣)

肌触りに注目

 インテリアや空間の設計を専門にするデザイナーの山本真也氏と組み、19年に始めた。帽子の素材や製造技術で何か新しい物を、と考え、繊維の肌触りに注目した。職人が作った商品を、客が自由に手を加えて完成させる時間も含め、日常生活でアートを感じられる雑貨を考案した。

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