お客様とは「コヒナ」のインスタライブなどを通じて日々コミュニケーションを取り、声をお聞きしています。聞けば聞くほど、挑戦する意欲が湧いてくる毎日は挑戦的でもあり、面白いですね。というのは、最初はベージュやブラックで大人しいデザインを選ばれていたお客様が、購入体験を通じておしゃれを楽しめるようになり、次は攻めたデザインだったり、赤だったりを選ばれる姿を目の当たりにすることが出来るからです。お客様の成長というとおこがましいですが、それに合わせてどんどん製品作りをし、自分たちの成長も実感できます。
熱量の高いファン向け商材にももっと取り組んでいきたいです。例えば、シュシュなどは低身長とは関係がないように見えますが、結構人気が高くて。おそらくブランドを好きでいてくれているから、他ではなくコヒナを選んでくれているのではないでしょうか。ブランドそのものに対しての好意が購買行動につながっていくこともあるように感じ、そう考えると製品作りは無限に広がっていくなと感じています。
最近は北米や中国本土からの注文も目立っています。低身長の悩みは国を超えて多くの方が持つものですからね。
ブランドの最終的なミッションは、「なりたい自分になる」。事業を始めたのは、低身長でもファッションを楽しむことを諦めたくなかったからでしたし、世の中ってこうだよね、という常識にあらがいたい。そうなると、もはや低身長すら関係なくなるかもしれません。可能性は無限大に広がっていきます。
（「コヒナ」ディレクター）
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「私のビジネス日記帳」はファッションビジネス業界を代表する経営者・著名人に執筆いただいているコラムです。
